1.規則
ゴール制限時間(50時間)を設ける。
エイドステーションは順番通りにすべて通過すること。いくつかのエイドステーション・ウォーターステーションに関門時間を設定しており時間内に通過できなかった場合は失格とする。
(関門時間とは、エイドステーションを出発する時刻とする)
大会が配付するGPXファイルのルート通りに進む。(原則、マーキングは行なわないが、ルートが特にわかりづらい場所についてはマーキングを行う場合もある)
ストックの使用を認める。(使用禁止区間あり/スタートから3キロまでの区間、およびA4佐野川~A5和田峠の区間)
ストックはキャップを付けたもののみ使用可とする。付けていないものは使用不可。
トイレはできるだけ公共のトイレを利用する。止むを得ないときは携帯トイレを使用すること。携帯トイレを使用した場合は、次のエイドステーションで未使用品を配布する。
一般公道を走る際は、信号を守り、歩道上を進行するなど交通法規を遵守すること。
交通違反が確認された場合は失格とする。
大会中に遭難、負傷事故等に遭遇した場合は、人命を最優先としレースを中断して救助等に協力すること。
スマートフォンの電源は常にON(機内モード不可)にしておくこと。(重要な情報は本部からSMSで送信)
市街地、住宅地、別荘地などでは、熊鈴は音が鳴らないよう配慮すること。また夜間の走行の際には静かにすること。
コース中間地点で、IBUKI端末を交換すること。(コース開示後、交換を行うエイドステーションを発表する)
2.禁止事項
コース上の一般利用者(登山者、ハイカーなど)に配慮せずその通行を妨げる。
特に、A4佐野川~A5和田峠の高尾エリアについては、日中帯に走行するのでハイカーの追い越しやすれ違いには最大限の注意を払うこと。
トレイルから故意に外れる。(商店・自販機利用時を除く)
コース上及び全区域で動植物、菌類、岩石などを採取、及び建造物等を損傷させる。
ゴミ等をトレイル上に捨てる。(ごみ等はエイドステーションで処理すること)
イヤホンを使用する。(骨伝導イヤフォンを含めて使用不可)
裸足・サンダル等で走行する。
食料や装備等を事前にコース上にデポする。
競技中、車や公共交通機関で移動する。
ドーピング等。
競技者以外の並走。(登録したペーサーのみ並走を許可する)
サポートやその他帯同者の違法駐車や悪質なマナー違反。(選手にペナルティーが科せられる)
3.失格およびペナルティー
上記の規則・禁止事項に反した場合、失格またはペナルティーを科す。
以下は、失格またはペナルティーを科す事例である。掲載なき事例はその都度大会本部で協議の上決定する。
<失格となる事例>
・エイドステーションを関門制限時間で通過できなかった場合(関門時間はエイドステーションを出る時間とする)
・安全を確保するために定められた必携装備を持っていなかった場合
・大会スタッフの指示に従わなかった場合
・登山・ハイクのモラル・マナーに大きく反した場合
・自然環境を破壊する行為を行った場合。またその恐れがあるルートを故意に通行した場合。
・地域住民や山で作業をしている方に多大な迷惑や損害を与えた場合
・悪質な行為と認められる場合
・競技中、車や公共交通機関で移動した場合
・信号を守らなかったり歩道のある場所で歩道を通行しなかった場合
・コースを大幅にショートカットした場合
・エイドステーションを通過しなかった場合
・コース上にごみ等を故意に廃棄した場合
・その他大きな過失があった場合
・伴走を受けた場合や、ポール禁止区間でポールを使用する、エイド内のルールに従わない等の違反行為を、マーシャルやエイドリーダーなどから注意を受けても継続する、もしくは別の個所で再度同様の違反行為に対する注意を受けた場合。
<ペナルティーの事例>
・エイドステーション内での悪質と判断される行為を行った場合。
・スマートフォンの電源を切るもしくは機内モードにしていた場合
・所定の場所にナンバーカードを着けていなかった場合、もしくは、ナンバーカードを勝手に加工した場合
・コースロストによる意図しない軽微のショートカット
・携帯トイレなどの命にかかわらない必携装備の不携帯
<大会本部により決定>
・IBUKIを紛失、もしくは、充電切れさせた場合
4.必携装備
選手は以下に挙げる必携装備(推奨装備含む)を携行して競技に参加すること。必携装備チェックは受付時に全員行う。またエイドステーションにおいてランダムに行う。
山岳の長距離トレイルランニング競技に適した服装・シューズ・バックパック及び以下必携装備を必ず全行程で装備すること。(デポバッグに入れているものは不可)
・ナンバーカード:2枚配付
※身体の前面(トップス等)及びバックパックの見えやすい箇所に装着のこと。
・スマートフォン
※コースのGPXファイル及び、GPXファイルを表示するためのオフライン地図アプリを事前にダウンロードのこと。
・GPS端末(IBUKI)
・ライト:2セット(予備電池・バッテリー含む)
・モバイルバッテリー(スマートフォン用)
・レインウエア上下(透湿防水性能があり、シームテープで防水加工してあるもの)
・保温用長袖ウェア(男性用Mサイズで100g以上あること)
・食料(600Kcal程度以上)・飲み物(1L 以上)
・マイカップ
・サバイバルブランケット(130cm 以上×200cm 以上)
・ファーストエイドキット(消毒薬、テーピング等)
・マスクおよびネックチューブ等(感染症拡大防止対策)
・携帯トイレ
・熊鈴
・点滅ライトを後ろから見えるようにザック等に装着(レース中は昼夜を問わず常時点滅させること)
・ホイッスル
・ホワイトテープ(非伸縮テープ5cm幅 x 3M以上)
・健康保険証(コピーは不可)外国人選手は保険の証明書
・現金、交通ICカード
5.推奨装備
・日焼け止め
・サングラス
・ワセリン
・着替え
・コースマップ(紙)+コンパス
・ストック/ポール(先端部の保護キャップ必須)
・タオル、ティッシュ
・ナビゲーションができるGPSウォッチ
・防水手袋
・その他個人が必要なもの
6.デポバッグおよび荷物預かり
デポバッグを1つ用意できて、A3とA6(同じ場所)の2回利用できる。受付の際に配布するゼッケン番号のカードおよびデポバッグを使用し、スタート前に受付会場のデポバッグブースへ預けること。デポバッグは利用後に回収してゴール地点の奥多摩総合運動公園に回送する。途中リタイアした場合は、大会側で奥多摩総合運動公園へ回送するので、選手は自力で奥多摩総合運動公園にて回収すること。
また預け入れの荷物についても、ゼッケン番号のカードを預け入れる荷物に同梱すること。
デポバッグ、預け入れ荷物とも、ゼッケン実物をスタッフに提示して引き取ること。代理の者による回収でもゼッケンの提示を必要とする。
デポバッグのサイズは 横46cm x 縦40cm(マチ無し)。
以下、想定されるデポバッグの主な中身である。また、デポバッグは大量に大型車やトラックに積み込まれるため、破損の心配のあるポール等は入れないことを推奨する(入れる場合は、養生をしっかり行うこと)。同様に、貴重品等の同梱も禁止。紛失の際の責任は一切負わない。
またジェルなど液体のものは押しつぶされて中身が漏れた時のために、ビニール袋に入れておくなどの準備をすること。腐りやすい食べ物などは入れないこと。デポバッグの中の物の破損について大会側では一切の責任は負わない。
・飲食料(飲み物、ジェル、固形食、インスタント食品、レトルト食品等)
・着替え、防寒着、レイン、シューズ
・救急用品、常備薬
・タオル(大小)
・ティッシュ
・マスク
・モバイルバッテリー
・電池
・ライト
デポバックの回収は27日(土)20時(この時点でのDNF選手対応)と28日(日)10時に行う。
7.サポート
選手のサポートは、サポート登録を完了している人のみ。
大会期間中、重要なお知らせは選手同様サポートの方にもSMSが届く。
エイドに入れるのは1選手につき1名のサポートのみ(子供を除く)。
エイドに持ち込める荷物は40Lバッグ1つ分程度とする。
エイドスタッフの指示に従わない、迷惑駐車などの場合、サポートする選手にペナルティーが科せられる。
エイド混雑緩和のため、サポートする選手がエイドに来る10分~30分前にエイドに入り、選手が出た後は速やかに退出すること。
エイドの駐車場での車中泊は禁止。
8.ペーサー
選手のペーサーは、ペーサー登録を完了している方のみ対象。
(5/16にペーサー利用確認のメールを送信するので、5/19までにペーサー利用有無を返信すること)
大会期間中、重要なお知らせは選手同様サポートの方にもSMSが届く。
(5/16にサポート者等の情報提供希望者登録用のアンケートフォームを選手の方に送信するので必ず返信すること)
ペーサーについても、必携品や大会規則は適用される。
ペーサーの開始ポイントは、〈A4:佐野川エイド〉からとする。
ペーサーのゼッケンについては、奥多摩運動公園での受付時に選手に渡す。佐野川エイドにて選手からゼッケンを受け取り、着用して出走すること。
(ペーサーの出走料10,000円は、奥多摩運動公園での受付時に現金またはpaypayにて徴収)
ペーサーがスタッフの指示に従わない、迷惑行為と判断した場合は、ペーサーする選手にペナルティーが科せられる。
エイドステーションの混雑緩和のため、ペーサーはエイドステーションの休憩テントで待機すること。(IBUKIで選手の位置を確認のこと)
ペーサーは選手からゼッケンを受け取ったら速やかに規則通りに装着し、ゴール地点まで外さないこと。ゼッケンを装着していないと選手との並走は認められない。
佐野川エイドをスタートする際、選手とペーサーは必ず同時にスタートすること。
バス運行されていない時間帯について、上記時間以外は、6:00~18:00まで1時間ごとに上野原駅→A4佐野川エイドへ送迎を行う。
〈参照:富士急バス時刻表〉
https://www.fujikyubus.co.jp/pdf/rosen/uenohara/uenohara-ido_202304.pdf
ペーサーのA4:佐野川での預かり荷物は27日(土)13時/19時の2回のタイミングで回収し、それぞれ27日(土)15時/21時に奥多摩ゴール会場にて保管する。引き取りにはゼッケンを提示すること。※代理の者が引き取る際も、本人確認のためにゼッケン提示が必要。
<サポート向け案内>
W1鳩ノ巣エイド:車両の台数制限無、ただし悪路のアクセスなので運転に自身の無い方はアクセスをご遠慮ください。
https://goo.gl/maps/ZinDDTqCBpava5qv6
A1御岳エイド
こちらのコインパーキングをご利用ください。(台数制限はありません)
https://goo.gl/maps/roidv7FUxqFvMHkd8
A2梅郷エイド
大会スタッフがいますので、お声がけください(台数制限ありません)
https://goo.gl/maps/HbMgS4MvjRgDLaNA9
A3/A6十里木エイド
エイドの付近の公共駐車場をご利用ください。
駐車出来ない場合は、A3/A6エイドスタッフにご相談ください。
https://goo.gl/maps/zSrvaCvcTSKuVAAg6
A4佐野川エイド
エイドにて駐車許可証を発行しますので、まずエイドにお越しください。
https://goo.gl/maps/rGaP78zMtbBvLNBq7
A5和田峠エイド
和田峠小屋の駐車場にて待機ください(有料~管理人お支払いください、不在時は大会スタッフへお支払い)
携帯不通区間ですので、IBUKI状況はスタッフにお問い合わせください。
アクセスは、高尾側からは道が細いので、藤野側からのアクセスをお勧めします。
https://goo.gl/maps/ZUmQi4dfU8SRQnma6
9.コロナ感染症対策
以下の感染症対策を遵守すること。
・建物内ではマスク着用を推奨する。
・各エイド・ゴールでは食べ物に触れる際は手指消毒を推奨する。アルコールスプレーは大会側で用意する。
・選手・サポート・ボランティアスタッフすべての参加者は、大会3日前から検温をおこない、37.5℃以上ある場合は参加を辞退する。
※ 感染症対策に関わる対策と個人装備品に関しては今後緩和の可能性が大きくあり、変更の可能性あるので事前にご了承ください。
10.保険
大会主催者は、選手の事故・傷病などに備えて傷害保険に加入する。傷害保険の加入にあたり、下記の内容を承諾のこと。
・参加者が自分自身・あるいは第三者に与えた損害・損失等について主催者は一切その責任を負わない。
・レース中の事故について、傷害保険による保険給付限度額以上の補償には応じない。保険給付限度額以上の補償が必要な場合は各自で加入すること。
・大会として加入するのは傷害保険のみで、遭難時の捜索費用などは保険の対象外となる。必ず各自で山岳保険(遭難捜索費用保障を含む)に加入すること。
・損害保険の補償範囲は以下の通りである。この補償内容が不十分である場合、各自の判断で保険に加入すること。
〈保険内容〉
引受保険会社:あいおいニッセイ同和損保
被害者治療費等補償 50万円
身体障害の補償(対人賠償) 2億円
財物損壊の補償(対物賠償) 5,000万円
11.中止等
以下の事由により大会の開催、継続が困難であると判断した場合は、大会主催者は大会の中止・中断・コースの変更等を行う。
・コース上で特別警報や暴風警報が発令された場合
・コース上で落雷が想定される場合
・その他同等の警報等が発令された場合
・コースの崩落、コース上の崖崩れ・落石等選手の安全を確保できないと判断される場合
・道路の通行止め等により安全な大会運営が困難となった場合
・その他、大会の開催・続行ができないと判断した場合